Zaurus純正のIMEの変換性能自体は、「まあこんなものだろう」というところで、大きな不満を抱くことは無い。
しかし、Emacs上で使うとなると、コマンド入力のキーをQPOBoxに取られてしまうのが、不便だ。
そこで、Qtopia上で動作するAnthyを試してみることにする。
Anthy, Free and secure Janapnese conversion engine
最低限Emacs上だけでもよいのだが、どうやらOperaではQPOBoxで直接入力もできないようだなので、全面的にAnthyへの移行を試みる。
Emacs上で利用するにはAnthy本体とanthy.elがあれば良い。
が、それ以外にもTamago経由で使う方法もある。
すべてのマシンでインターフェースを統一するためには、Tamago経由が望ましい。
が、「インストールするものを極力少なくする」という観点からは、anthy.elを使用するのが望ましい。
QTopia上で利用するには、Anthy本体とIMKit-Anthy、libimkitがあればよい(IMKit-uimという、uim経由でAnthyなどの変換エンジンと接続する方法もある)。
結果、今回インストールしたのは、下記のファイル
imkit-anthy_0.4.5-1_arm.ipk
http://prdownloads.sourceforge.jp/zaurus-ja/9316/imkit-anthy_0.4.5-1_arm.ipk
libimkit-qpe15_0.4.5-1_arm.ipk
http://prdownloads.sourceforge.jp/zaurus-ja/9316/libimkit-qpe15_0.4.5-1_arm.ipk
anthy_7500-2_arm.ipk
http://www.focv.com/ipkg/stable/anthy_7500-2_arm.ipk
そして、.emacsにちょろっと書き足して、emacsとコンソール両方から使えるようになった。
Fn+Shift+x→ j ひらがな入力モード
Fn+Shift+x→ q カタカナ入力モード
Fn+Shift+x→ l 半角英数入力モード
Fn+Shift+x→ L 全角英数入力モード
space 変換
Fn+shift+g キャンセル
Fn+shift+i 文節を縮める
Fn+shift+o 文節を延ばす
Fn+shift+b 前文節に移動
Fn+shift+f 次文節に移動
Fn+shift+n 前変換候補に移動
Fn+shift+p 次変換候補に移動
Anthyの起動キーにC-coを設定してみた。
参考にしたページ
Linuxザウルス開発メモ/IMKit-uim - Walrus, Visit.
Anthy wiki - FrontPage
なお、Anthyの情報を調べていたところ、ちょっと気にかかるIMとしてPRIMEという、予想変換の変換エンジンをみつけた。
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