インストール: Mailman 2.19

いままではメーリングリストをezmlmで運用していたが、これはqmail用のもの。 今回はデファクトになりつつある、Mailmanを使用しよう。 # yum install mailman まず、Mailman管理用のパスワードの設定。 # /usr/lib/mailman/bin/mmsitepass # vi /etc/mailman/mm_cfg.py
DEFAULT_URL_HOST   = 'www.rally.or.jp' <- 管理画面用Webを提供するホスト
DEFAULT_EMAIL_HOST = 'rally.or.jp' <- メーリングリストを提供するホスト
MTA = 'Postfix' <- 使用するMTAを指定
DEFAULT_SERVER_LANGUAGE = 'ja' <- 管理画面の言語
DEFAULT_GENERIC_NONMEMBER_ACTION = 2 <- メーリングリストは登録メンバー以外使えない
DEFAULT_LIST_ADVERTISED = No <- メーリングリスト一覧は非公開
DEFAULT_SUBJECT_PREFIX = "[%(real_name)s: %%d] " <- 件名のフォーマット(記事番号を付加)
DEFAULT_REPLY_GOES_TO_LIST = 1 # Reply-Toを書き換える(メーリングリストにする)
DEFAULT_URL_PATTER = 'http://%s:80/mailman/' # 2011年4月3日追加
Postfixが参照するaliasファイルを作成する。 # /usr/lib/mailman/bin/genaliases Postfixからもaliasを参照できるようにアクセス権限を変更する。 # chmod g+w /etc/mailman/aliases.db Postfixの設定ファイル/etc/postfix/main.cfのalias_mapに、Mailmanのaliasを追加する。 # vi /etc/postfix/main.cf
alias_maps = hash:/etc/aliases, hash:/etc/mailman/aliases
Postfixを再起動する。 # service postfix restart Mailman管理用のメーリングリストを作成する。 メッセージが化けることがあるが、まず管理者アドレスを入力、そして先ほど登録したパスワードを入力。最後にEnterを入力する。 [root@tower ~]# /usr/lib/mailman/bin/newlist mailman ... : nor@rally.or.jp mailman ...: Enter mailman... 自動起動を設定して、Mailmanを起動する。 # chkconfig mailman on # service mailman start さて、ここでtower.rally.or.jpにアクセスすると管理画面に行けるはずなのだが、だめだ。(2011/01/23以下に修正) さて、あとは、httpdをリスタートすれば、/etc/httpd/conf.d/mailmanが有効になって、web管理画面に行けるはずなのだが、だめだ。 URLから、調べてみると、管理画面はCGI。 しかし、ApacheがsuEXECで動作しているため、このCGIは実行できない。 さて、MailmanのFAQのページによると対処方法はふたつあるようだ。 ひとつは、ApacheでsuEXECを無効にすること。 もうひとつは、ApacheのVartualHost機能を使い、そちらのホストに飛ばす形でCGIを動かすと言う方法。 # vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
##
## Mailman Virtual host
##
Listen 3000
<VirtualHost _default_:3000>
   <IfModule mod_suexec.c>
    SuexecUserGroup mailman mailman
   </IfModule>
    Servername tower.rally.or.jp:3000
    ServerAdmin nor@rally.or.jp
    DocumentRoot /usr/lib/mailman
    ErrorLog /var/log/httpd/mailman-error_log
    TransferLog /var/log/httpd/mailman-access_log
    ScriptAlias /mailman/ "/usr/lib/mailman/cgi-bin/"
    Alias /pipermail/ "/usr/lib/mailman/archives/public/"
    Alias /icons/ "/usr/lib/mailman/icons/"

    <Directory "/usr/lib/mailman/cgi-bin/">
        AllowOverride All
        Options ExecCGI
        Order allow,deny
        Allow from all
    </Directory>

    <Directory "/usr/lib/mailman/archive/public/">
        AllowOverride None
        Options All
        Order allow,deny
        Allow from all
    </Directory>
</VirtualHost>
# vi /etc/mailman/mm_cfg.py
add_virtualhost(DEFAULT_URL_HOST, DEFAULT_EMAIL_HOST)
DEFAULT_URL_PATTERN = 'http://%s:3000/mailman/'
しかし、mailmanがUID=41でインストールされている。 ApacheはsuEXECできるのは、デフォルトではUIDが100以上。 だめだ。 上の細工をして、mailmanのUIDを変えるか、それともApacheを再コンパイルするか。 結局suEXECを無効にするという選択をする。 # mv /usr/sbin/suexec /usr/sbin/suexec.bak これで、インストール完了。 あとはWebインタフェースにアクセスして、メーリングリストをつくっていくだけ。

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このページは、norが2008年2月28日 15:02に書いたブログ記事です。

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