WanderlustのIMAPへの移行

IMAPサーバも順調に動いているようなので、WanderlustのローカルMHフォルダも徐々にIMAPに移行することにした。

ただ、IMAP自体には当然フォルダを圧縮する機能とかはないので、古くてメール検索時に必要なかったりするメールに付いては、そのまま、Wanderlustのアーカイブフォルダを使い続ける方針で行く。

いつの日かWanderlustを使わなくなったら、Thunderbirdのローカルフォルダ上に、アーカイブフォルダをつくってやれば良いだろう。

まあ、WanderlustからIMAPへメールを移すのは、結構手間がかかった。もっといい方法がありそうなのだが、個々のフォルダを開いて、メールをすべて選択し、新しいIMAPフォルダにコピーして、古いフォルダを削除という手順を踏んだからだ。

IMAPの仕様自体をよく理解していないので、「ほー」と思った店をここにメモしておく。もっとも、これはDovecotの仕様で、IMAPで定義されているものではないかもしれない。

IMAPのデータ自体は、サーバ上では"~/Maildir"に保存される。ただし、最初に"."付きのフォルダなので、通常のlsでは見ることができない。

Tunderbirdなどでフォルダが階層構造をもって作成されるフォルダは、サーバ上では"."区切りの別のフォルダになる。
ただし、Thunderbirdで[フォルダの位置をコピー]すると以下のようにコピーされるので、これはDovecotの仕様なのかもしれない。

imap://nor@tower.rally.or.jp/testf
imap://nor@tower.rally.or.jp/testf/subdir

Wanderlustでアクセスするときには、"/testf.subdir"のように"."区切りでアクセスする。
Wanderlustでは、IMAPフォルダを階層構造を持って利用することはできない。"."区切りのフォルダが、ベタに並んで見える。

よって、Thunderbirdから階層構造で見えるフォルダを作成したい場合、Wanderlustからは、上位のフォルダを作成する必要はなく、直接"foo.bar"という用に作成すれば良い。

ただしそのようにしてつくった場合、Thunderbirdでは"foo"フォルダはグレーで表示され、アクセスしようとした場合には"現在のコマンドは成功しませんでした。"というメッセージが表示される。

また、このようにしてWanderlust上で階層フォルダを作成した場合、たとえそれが疑似階層フォルダであっても、親フォルダを削除すると、子フォルダまで削除されてしまう。

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このページは、norが2008年2月24日 14:32に書いたブログ記事です。

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