CDリッピングをするためのソフトは、今や世にあふれている。
以前はCD2WAV32+午後のコーダだったが、残念ながらフリーのCDDBは衰退してきている。
しかし、iTunesは嫌いだ。
アップルだから嫌いだ(笑)。
中でなにをやっているかわからないから嫌いだ。
最初の頃、mp3を勝手に変換された思い出があるから嫌いだ。
タグをめちゃくちゃにされた思い出があるから嫌いだ。
ただ、GracenoteのCDDBは使いたい。
そして実は、Windows Media Plauyerもあまり好きではない(笑)。
ということで、GracenoteのCDDBを使えるソフトを探すと無料のものがあった。
リッピング、エンコードをやってくれるメディアプレイヤー、Quintessential Player、別名QCDだ。
Quintessential Player ≫ Play, Rip, Manage and Enjoy your music
Current ReleaseとDevelopment Releaseがあるが、Current Releaseは2004年と古く、Development Releaseを選べば良い。
qmp120.exe Quintessential Player Build 120
英語のソフトだが、言語で日本語を選ぶとそこそこ日本語になる。
さらなる日本語化のプラグインを作っている人もいて、入れるとさらに細かい部分まで日本語化される。
QMP(仮)
QMP120JA_full.zip Quintessential Player Build 120 日本語化パッチ
展開して、実行すれば、自動的にインストールされているQuintessential Playerを探して言語ファイルをインストールしてくれる。
エンコードは、標準でもMP3に対応しているように見える。
が、自分でアプリケーションのpluginsディレクトリにlame_enc.dllを入れなくてはならない。
Webページに掲載されているプラグインの新しいバージョンが、lame_cnd.dllを抜いて本体に同梱されているようだ。
別途、LAMEをダウンロードする。
といってもsourceforgeは、ソースしか配布していないので、
バイナリを配布しているサイトを探す。
ポインタはKKKKK.Net - LAME Download Sites。
そして、RareWaresからlame.exeとlame_enc.dllセットのバイナリをダウンロードする。ACMなどもあったが、今回は必要ないのでパス。
lame3.97.zip LAME 3.97 release
そして、忘れないうちにMP3のエンコード設定を行い、MP3以外のEncodesプラグインを無効にしていったん終了しておくのがよいだろう。
もし、この後Quintessential Playerが落ちてしまうと、設定が無効になってしまうからだ。
使っていて気が付いたのだが、スキンの変更が簡単なのがうれしい。
僕は、それほどデザインに凝ったものが好きなわけではなく、画面上でじゃまにならない小さなものがよいのだけれど、設定ダイヤログ内でサンプルを見ながら、簡単にインストール、アンインストールできる。
サンプルを見て良いと思っても、実際に使ってみるとあまりよくない。そんなときにアンインストールが簡単だと、気楽に試すことができる。
そして、スキンをグループ化できるのも良い。
単にBGMとして聞くときは本当に最小のものにして、いろいろな機能を使いたいときはデフォルトの最大のものにするといった切り替えが簡単にできる。
まず、デフォルト画面。
そして、小さいスキンを適用。
最後に、タスクトレイにいれた場合。
このQuintessential Playerの他に、vuplayerというのも見つけたが、とりあえずQuintessential Playerで満足なので、試してもいない。
2009/01/24追加
リッピングファイルの名前を自動的につけるための、タグからファイル名をつけるための設定。ファイル名: ?ARTTRK?<%ARTTRK%_>?TRKNUM?<%TRKNUM%_>?TITLE?<%TITLE%|%FILE%>
パス名: ?ARTALB?<%ARTALB%|unknown artist>\?ALBUM?<%ALBUM%|unknown album>
リッピングデータは、一度TagをSuperTagEditorで内容を確認するので転送先をc:\home\tmpに変更しておく。
デフォルトでは、TrackNo.が1/20という形で入力されてしまうため、これは修正しなくてはならない。