以前はTV番組のキャプチャはPCの内蔵チューナーで録画していたが、現在はDIGAで録画したものをDVDに焼くことにしている。
クオリティ的には、PCのチューナーで可逆AVIで録画し、専用のエンコーダでMPEGエンコードをしてDVDに焼くのが一番良いのだが、そこまでのクオリティを求めることもない。
動作の確実性、予約の安易さなどを考えると、家電には勝てない。
そこで、一番楽な方法をちょっと検討してみた。
目標
DIGAでHDDに録画した番組を、DVD-VR形式でDVD-RAMにダビングし、無劣化でDVD-Video形式のDVD-Rに書き込む。使用したソフトウェア
- Panasonic DVD-MovieAlbum バンドル版
- ULEAD DvDMovieWriter 4.0
- TMPGEnc Plus 2.5
- cyberLink PowerProducer v3 バンドル版
手順
CMなどの不要部分のカットは、DVD-MovieAlbumで行い、それをMPEGファイルとして切り出す。 実際には編集はGOP単位で行われているため、切り出されたMPEG2ファイルは、削除した部分がすこし残っている場合がある。 一般的なMPEG2ファイルはGOP間隔が0.5秒(15フレーム)ごとになっており、再変換をしないようにする限り、これはどのようなツールで行っても、やむをえない。 そうであるならば現状、視聴ができ(場合によっては若干もたつきはあるが)、GOP単位のジャンプがしやすく、移動も楽なDVD-MovieAlbumで行うのが一番良い。 編集が完了したら、DVD-MovieAlbumでMPEG2に切り出す。 どうしても、フレーム単位の編集を行いたいのであれば、再エンコードを覚悟するしかない。 なお、DVD MovieWriter、PowerProducer上でも編集を行うことはできるが、DVD MovieWriterで編集カットを行うと、再エンコードが発生し、映像の飛びや乱れが発生することがある。また、PowerProducerでは、カット部分以外もすべて再エンコードされてしまう。 DVD MovieWriterで編集カットを行うのであれば、完全に再エンコードする設定で、PowerProducerで編集カットを行うつもりでは、すべて再エンコードを覚悟するしかない。 オーサリングはDVD MovieWriterで行う。 素材のMPEGファイルがすべて完成したら、DVD MovieWriterでオーサリングを行う(再エンコードするかつ、Dolby-AACを使わないのであれば、DualCPUを活用できるPowerProducerを使うのも良いだろう)。 DVD-MovieAlbumで編集後のファイルは、複数のMPEGファイルにわかれており、DVD MovieWriterで読み込んだ状態では複数のタイトルになってしまう。 そこで、1つのファイルにしたいファイルは結合し、必要があれば結合部分に打たれるチャプターを削除する。 なお、DIGAで録画したデータを再エンコードなしで処理できるプロファイルを作成した。これは、単に一番いい画質(9800)にしているだけで、そうすると、音声のみのエンコードでいけるはず。 このプロファイルの名前は「DIGA 720x480(352x240) 非再エンコード」。- フレームサイズ: 720x480(352x240)
- 表示アスペクト比: 4:3
- ビデオデータレート: 8264
- オーディオ形式: ドルビーデジタル
- オーディオデータレート: 128