インストール: spampd 2.30

SpamAssassin自体のインストールが完了したので、次はPostfixへの組み込みになる。 もちろん、Postfixの機能だけでSpamAssassinでフィルタリングすることはできるのだが、ちょっと調べていたところ、さらに良さそうな方法を佐藤氏のBlogにて見つけた。 Postfixの設定でClamSMTPと、受信時だけSpamAssassinを利用する - モーグルとカバとパウダーの日記 spampd、SMTPを話すSMTPプロキシだ。 これであれば、常時spamdを立ち上げておく必要もない(代りにspampdを立ち上げておかなければならないが...) そして単純なフィルタに比べ、リソース問題にも強く、(きちんと設定すれば)パフォーマンスも高いようだ。 spampdからspampd-2.30.tar.gzをダウンロード。 完全なPerlプログラムで、makeなどの必要はない。 /usr/local/binにコピーして、付属のspampd-rh-rc-scriptをほぼそのまま/etc/init.d/にコピーする。 $ sudo cp spampd-rh-rc-script /etc/init.d/spampd いくつかのファイルを 佐藤氏のBlogを参考に修正する。

/etc/postfix/main.cf

smtpd_recipient_restrictions =
  ...
  reject_unauth_destination
  check_client_access    regexp:$config_directory/filter_spampd
  ...

content_filter = 
receive_override_options = no_address_mappings

/etc/postfix/filter_spampd

/./             FILTER scan:127.0.0.1:10025

/etc/postfix/master.cf

# SA scan filter (used by content_filter)
scan      unix  -       -       n       -       10      smtp
        -o smtp_send_xforward_command=yes
# For injecting mail back into postfix from the filter
127.0.0.1:10026 inet  n -       n       -       10      smtpd
        -o content_filter=
        -o receive_override_options=no_unknown_recipient_checks,no_header_body_checks
        -o smtpd_helo_restrictions=
        -o smtpd_client_restrictions=
        -o smtpd_sender_restrictions=
        -o smtpd_recipient_restrictions=permit_mynetworks,reject
        -o mynetworks_style=host
        -o smtpd_authorized_xforward_hosts=127.0.0.0/8

/etc/init.d/spampd

daemon spampd --port=10025 --relayhost=127.0.0.1:10026 --tagall --auto-whitelist
設定が完了したら、 # /etc/rc.d/init.d/spampd start # postfix reload 動作が確認できたら、 # chkconfig spampd on # chkconfig --list spampd

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このページは、norが2010年4月10日 06:47に書いたブログ記事です。

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