2011年4月アーカイブ

インストール: Devilspie

Devilspieは、ウィンドウを監視して、移動、最大、最小化などを自動的に行うソフトウェア。 Devil's Pie SygarSyncのウィンドウを、他のワークスペースに自動的に移動するために導入。 # yum install devilspie ~/.devilspie/以下にそれぞれのウィンドウに対応した動作を記述したファイルを置き、devilspieを実行すると、スクリーンを監視して自動的にウィンドウを操作する。 実際の運用としては、~/.devilspie/以下にスクリプトを用意したら、[システム]-[設定]-[他の個人設定]-[セッション]で[自動起動するプログラム]に/usr/bin/devilspieを設定しておくことになる。 スクリプトの文法については、Devil's Pie documentation [foosel.(net|org)]にまとまっている。 なお(debug)コマンドの日本語が文字化けするが、特に困ることはないのでそのまま放置する。ソースにパッチを当てれば、解決するようだ。

SugarSync on Linux

SugarSyncのWindowsクライアントををLinux上で使うために、試行錯誤。 2011/08/04 towerの移設に伴い、コンソール上のXサーバーを立ち上げておくことができなくなったため、内容改定。 大きな問題は、Linux上でのファイルの更新が、すぐSugarSyncのサーバーと同期されないこと。逆に、SugarSyncのサーバー上にあるデータが更新されたときには、ちゃんと同期される。 ただし、SugarSyncファイルマネージャを立ち上げたときには、同期フォルダをスキャンしてきちんと同期を行う。 そこで、cronで定期的に、SugarSyncファイルマネージャの起動停止を行うようにした。 まずは、rc形式のSugarSyncコントロールスクリプトを作成。 このスクリプトで、restartを10分ごとに行うことにより同期を行う。 ~/bin/sugarsync。 2011/08/04 exportするDISPLAY変数を、":0.0"からVNCのDISPLAYである":1.0"に変更。
#!/bin/bash
#
# SugarSync
# 

WAIT_TIME=5

export WINEPREFIX=/home/nor/.wine
export LANG=ja_JP.UTF-8
export DISPLAY=:1.0

start() {
    if [ "${CURRENT_PID}" = "" ]; then
	wine ./.wine/drive_c/Program\ Files/SugarSync/SugarSyncManager.exe >& /dev/null & 
    else
	echo SugarSync is running on PID: ${CURRENT_PID}
    fi
}

stop() {
    if [ "${CURRENT_PID}" = "" ]; then
	echo SugarSync is not running
    else
	kill ${CURRENT_PID}
    fi
}

getpid() {
    CURRENT_PID=`ps ax |grep SugarSync|grep -v grep | sed "s/^ *//" | sed "s/ .*$//"`
}

case "$1" in
  start)
	getpid
	start
	;;
  stop)
	getpid
	stop
	;;
  status)
	getpid
	if [ "${CURRENT_PID}" = "" ]; then
	    echo SugarSync is not running
	else
	    echo SugarSync is running on PID: ${CURRENT_PID}
	fi
	;;
  restart)
	getpid
	stop
	sleep ${WAIT_TIME}
	getpid
	start
	;;
  *)
	echo $"Usage: $prog {start|stop|restart}"
	exit 1
esac

exit
だがSugarSyncファイルマネージャはWindows GUIアプリケーションなので、普通に実行すると画面に表示されてしまい、とてもじゃまだ。 そこで、Xのウィンドウを操作するアプリケーションDevil's Pieを導入。 ~/.devilspie/sugarsync.dsの記述は以下のとおり。
(if
  (matches (application_name) "^SugarSync")
  (set_workspace 4))
SugarSyncを再起動するときに、一瞬ワークスペースに表示されるのが見えてしまうが、フォーカスは移らないし、10分に1回の同期の代償としては耐えられないほどではない。 Linuxマシンだけだったら、rsyncで定期的に同期を行ってしまえばいいのだが、Windowsマシンで、すべてのマシンにrsyncをいれる気にもならないのだよね。一応、データがSugarSyncに保存されるという安心感もあるし...

Spec: rodem 2011/04/19版

FaithのSeed Slim IW634 QD-B(FZ1645)
  • CPU: Intel Core 2 Duo E7200 (2.53GHz/FSB1066MHz/L2 3MB)
  • M/B: ASUS P5KPL-AM EPU (Intel G31 MicroATX 6chサウンド, 10/100/1000M LAN, USB2.0, S-ATA, VGA
  • Memory: PC6400(DDR2-800) 2GB JEDEC準拠 (1GBx2、空きスロットなし)
  • Ethernet: Atheros 10/100Base GigabitLAN オンボード
  • HDD(Internal): WestanDigital WD5000AAKS-00A7B00 500GB
  • HDD(External USB): I-O DATA HDC-EU2.0K 2GB
  • HDD(External USB): Maxtor 9 2048D8 20GB
  • DVD: GH20NS10 DVDスーパーマルチ ±R20x/±R DL12x/±RW6x/RAM12x
  • CardReader: マルチカードリーダ (xD/MS/MSPro/MSDuo/SD/Mini-SD/MMC/RSMMC/CF/SM)
  • Mouse: Logicool MX518
  • Keyboard: サンワサプライ USB SKB-108L
  • Seed Micro-ATXスリムケース 300W電源搭載
08090601.jpg
SygarSyncをLinux上で動かすために、Wineをインストール。 DropBoxに比べ、Linux用のクライアントが無いのが(僕にとっての)弱点だったSugarSyncだが、Wineを使うことにより動作するようだ。 今までは、WindowsのソフトをあえてLinux上で動かそうとはしなかったが、これだけはどうしようもない... # yum install wine Wineをインストールした後に、Windows用のSygarSyncクライアントをセットアップ。 $ ./SugarSyncSetup.exe Windows版と同様にセットアップは進む。一瞬、なにかエラーが発生したようだが、見損なってしまった。 が、なぜか過去の別のマシンの設定を引き継いでしまったようで、おかしなことになっている。"Magic Briefcase"も見つからない。 どうやら、過去のマシンを引き継いでインストールしてしまったのが悪いようで、一度、SygarSyncをアンインストールしようとする。 しかし、Wine Software Uninstallerが起動しない(インストールされていない)ので、Wine File ManagerからC:\Program Files\SugarSync\uninstall.exeを実行してアンインストール。 一見正常に動作するようになったが、Wine上からは自動同期はうまく行かないようだ。同期させたいと思ったたびに、SygerSyncファイルマネージャを起動する必要がある。 逆に、SugarSyncのサーバー上にあるデータが更新されたときには、ちゃんと同期される。 Windows Nativeの環境ではないので当然なのだが、自動同期が取れないのでは、rsyncによる同期とあまり変らない(若干楽ではあるが)。 一方、DropBoxはLinux Nativeのクライアントによる自動同期は可能なようだ。ということは、DropBoxに移行するべきだろうか。 もっとも、Linux版のDropBoxクライアントは大量にメモリを消費するらしいので、常時立ち上げずに、同期の時のみ立ち上げた方が良いらしい(2009年情報だが...) 最終的にはWindowsサーバーに移行する予定なので、そのときはSugarSyncでも良いのだが... なお、SugarSyncも異様にメモリを消費することがあるという話もある... とりあえず、一時的にモバイル環境にデータを持ち出すために使う分にはよいが、常用は出来ないということなのか... とりあえず、leadでSugarSyncを使用しながら様子を見てみよう。

インストール: FastCopy

新しいハードディスクへのデータをコピーをはじめたが、極めて大量の小さなファイル(数KB程度)があるため、恐ろしい時間がかかる。 これはWindows標準のコピーが、ファイルをひとつ読んでそれを書き込み、次のファイルを読んで、という動作をするため。いくら小さなファイルでも、進捗画面で、一つ一つをコピーしているのがわかるほどに遅い。 そこで、高速コピーツールを導入することにした。 よく使われているのは、FastCopyFire File Copyの2つのようだ。 基本的にはどちらも同じ原理で動作するようだが、仕様がわかりやすいこと、ソースが公開されていることからFastCopyを使用してみることにする。 ver.2.08のアーカイブ、FastCopy208.zipをダウンロードして展開、setup.exeでインストール。 動作画面はシンプルながら、必要と思われる情報の表示がしっかりしていて、とても好ましい。 Webでは、巨大なファイルをコピーする際に、倍以上のスピードが出るというレポートが多かったが、今回のような細かいファイル(数KB程度)を大量にコピーする場合はさらに効果的で、見た目で10倍程度のスピードが出ている。 また、うたい文句通り、OSのキャッシュを使わないことによる他のプロセスへの影響も十分に体感できるほどに抑えられている。 今後、Windowsのコピーの代りに常用する価値は十分にありそうだ。 さらに差分、同期などのモードも充実しているので、バックアップツールとしても活用できそう。

購入: HDC-EU2.0K

towerの外付けHDDが足りなくなってきたので、rodemについているUSB接続の1TB HDD、HDCS-U 1.0Rをtowerに接続して、新たにrodem用の2TBのUSB HDDを購入することにした。 バルクのHDDと外付けケースを購入することも考えたが、 NTT-X StoreのナイトセールでHDC-EU2.0Kを8,480円で見つけた。 HDC-EUKシリーズ 価格的には、バルクのHDDと外付けケースとほぼ変らず、もちろん、HDD自体の性能は、バルクのものの方が良いだろうが、それほど速度が重要なわけでも無し、安易にI・O製品にした。 箱は、ダンボールそのままの、見てくれバルクで、取扱説明書も紙ペラ1枚。Webからダウンロードしてくださいという形だが、まあ、その方が省資源でいいよね。 いろいろな添付ソフトウェアをダウンロードできるが、使うだろうと思われる、マッハドライブとマッハUSBのみダウンロード。そしてマッハUSBをrodemにインストール まずrodemに接続して、HDCS-U 1.0Rの中身をHDC-EU2.0Kにコピー。GM_Liteのデータをコピーするのに異様に時間がかかる。それからHDCS-U1.0Rをtowerに接続。 フォーマットして、外付け300G HDDの内容をコピーし、外付け300G HDDを取り外してマウントしなおし。 これでしばらくは、ディスク容量に困らないはず。

インストール: NexusFile

2画面ファイラーを使いたくて、以前、見掛けたことがあるNexusFileを導入してみた。 どうやら、Webページからみるに韓国の方が作者らしい。が、かなり多くの言語に対応しているようだ。 xiles.net - NexusFile(File Manager), NexusFont(Font Manager)からNexusFileSetup5.2.4.exeをダウンロードして、インストール。 最近、ファイル操作はマウスオペレーションになれてしまっているので、キーボードショートカットによるオペレーションが、今一つしっくり来ないが、そのうち慣れてくるだろう。 若干、ファイル操作の反応が、標準のエクスプローラーよりも鈍い気がするが、とりあえず、今のところ好調に動作している。 と、書いていたら、Sambaサーバー上のファイルの削除でフリーズしてしまった... Googleで「NexusFile」を検索してみると、日本語のページがあまりヒットしない。 やはり海外性は国産に比べると、敷居が高いのか。 まあ、ファイラーなんて、安定して動作して自分の好みに合えばいいのだ。 しばらく、デフォルトで触ってみて、気に入りそうだったら、いろいろとカスタマイズしてみよう。 今のところ判明している妥協可能な問題点
  • 使いはじめて初日にフリーズした。
  • ネットワークドライブ上にて他のプログラムでファイルを移動したときに、反映されるまでに時間がかかるない
ところで、NexusFileの情報を探していたところ、2画面ファイラーのリストを掲載しているページを見つけた。 2画面ファイラーコレクション いつも『あとちょっと...』/ウェブリブログ HP-LXでかなりお世話になった、X-FinderなどもWindows版があって、懐かしい。 なお、migemoによるファイル名のインクリメンタルサーチに対応しているファイラーもいくつか見つかった。だいなファイラーjfd2など。 インクリメンタルサーチも魅力だな... とりあえず、今後テストしてみる候補としては以下のもの。

インストール: Firefox 4.0

Firefox 4.0がリリースされた。 通常であれば、メジャーアップデートはサブマシンである程度様子を見てから、メインマシンに適用するのだが、今回は高速化とPanorama(タブグループ機能)がかなり魅力的だったので、思いきって常用するメインマシンから行ってみることにした。 Firefox 3.6だと1G以上のメモリをつかんで離さないこともあったため、2Gのメモリを積んでいるメインマシン以外では、あまり好ましくない事態になってしまうことも考えられるからだ。 インストール自体は、ダウンロードして実行するだけで、過去の設定を引き継げる。 今回、Firefox 3.6.16と4のメモリ使用量を簡単に比較してみた。 Firefoxの起動時と、以下の特定のページを開いた状態でのメモリ消費をタスクマネージャで見てみる。 パターン1 起動直後のFirefoxスタートページのみ。 3.1.6: 96M、4.0: 121M パターン2 Firefoxスタートページ、Googleリーダー、Googleカレンダー、MovableType管理ページ。 3.1.6: 174M、4.0: 166M パターン3 Firefoxスタートページ、Googleリーダー、Googleカレンダー、MovableType管理ページ、その他良く行くページ13ページほど。 3.1.6: 261M、4.0: 274M パターン4 パターン3表示後、Firefoxスタートページ以外のページをすべて閉じた状態 3.1.6: 242M、4.0: 173M 簡単な比較だが、上記の結果から導き出される(安易な)結論。 ベースになる部分のメモリ使用量は、4の方が多い。 JavaScriptなどに関する使用量は、4の方が少ない。 ページを大量に開いた場合の使メモリ使用量は、4の方が多い。 ページを閉じた場合には、4の方が確実にメモリが解放される。 よって、 メインマシンであるrodemにおいては、4を導入する価値は十分にあり。 サブマシンであるメモリ500Mしかないloplassは、表示テスト用として3.6のままにしておくのが最適。 動作は低速だがメモリは1G積んでいるEeePCは、大量のページを開くことはないだろうし高速性が欲しいので、4を導入する価値は十分にあり。 しかし、使えば使うほどバグが見つかる状態。 ただ、今のところは運用でカバーできる範囲と思われるので、このまま使い続けてみよう。 たとえば、[オプション]ダイアログボックス内からアドオン管理しようとすると、うまく行かなかったり、いろいろまだ不具合はある模様。 2011/04/16: Googleツールバーを無効化したら上のアドオン管理の問題は解決した。 2回目の起動時に、直前のタブが復元されずに、大量のウィンドウが開かれたが、一度[Firefoxを起動するとき]を「空白ページを使用する」にして起動し直し、その後「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」にしたら、正常に動作するようになった。
106キーのCtrlとEscキーの位置が気に食わず、使用するすべてのマシンにおいて、入れ替えを行っている。 最初は、AltIME、そしてMayuに移り、今は一番他に影響が出ないであろうレジストリの書き換えという方法を取っているのだが、 「CtrlとEscのレジストリによる入れ替え」にあるように、[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]を使うと、すべてのユーザーにおいてレイアウトが変わってしまう。 共用のPCもあるので、できればユーザーごとに設定できる方法がないか調べると、「自堕落な技術者の日記 : ユーザ毎のWindowsのキーボードのキーの入れ替え)」に行き当たった。 想像していたとおり、ユーザーごとのキーレイアウト設定もレジストリで可能だった。regファイルは、以下のとおり。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout]
"Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,05,00,00,00,3a,00,1d,00,1d,00,3a,00,29,00,01,00,01,00,29,00,00,00,00,00

アップデート: Cent OS 5.6

本家RHELからずいぶん遅れたが、CentOS 5.6がリリースされた。 1週間ほど様子を見て、yumによるアップデート敢行。 mod_nssのインストールに関する問題があるようだが、使用していないので特に問題なし。 アップデートのあとにやったことは、Apacheがアップデートされたので、SuExecの無効化のために、またリネームしたくらい。

古いIDEディスクを使い倒す

どうも、新しい大容量のディスクからダメになっていく。 古い小容量のディスクなど捨ててしまえばよいのだろうが、どうせならテンポラリファイル置き場などとして、過酷に使用して使いつぶしてしまおうと、USB接続で使うことにした。 20GのIDEディスク、Maxtor 92048D8をケースに入れてrodemに接続して、DVD作成時のVIDEO_TSやISOイメージなど、致命的ではない一時ファイルの置き場所として使用することにする。
Firefoxのブックマークの登録の重複、リンク切れなどを調査するアドオン。 バージョンは2.4.4。 CheckPlaces :: Add-ons for Firefox これで、徐々に整理していきたい。

Maxtor 7V300F0も1台はだめか?

SATA 300GBのMaxtor 7V300F0を、新loplassの2nd HDDとして使用することができるかと、SATA接続して、Ultimate Boot CD内のSeaTools for DOS v.2.20でテストしてみた。 しかし、Basic Testは通過するものの、Advance Testでセクターエラーが発生。 物理フォーマットもエラーで停止してしまう。 M/BのSATAインターフェースを疑っていたのだが、これはやはり、HDD自体が壊れてしまっているのだろうか。どちらにしろ、使用を続けるわけにはいかない。 HGST HDS721050CLA362に続いて、はずして正常なマザーボードに接続してテストできる日まで保管することにする。

Spec: loplass 2011/04/09版

  • CPU: AMD Athlon XP 2600+ (1962Mhz/FSB333MHz/L1 128KB L2 512KB)
  • M/B: Asrock K7NF2-RAID(nVidia nForce2 Ultra 400 ATX 5.1chサウンド AC'97 Audio, 10/100M LAN/USB2.0/S-ATA/VGA
  • Memory: PC2700(DDR333) 500MB 800MHz (256MBx2、空きスロット1)
  • Video: 玄人志向 GF6200A-LA128H (nVIDIA GeForce 6200A 128MB) AGP 8X
  • Sound: Onboard C-Media AC97
  • Ethernet: Onboard 10/100M nVIDIA nForce
  • HDD(Internal): Maxtor 6L080J4 80GB
  • HDD(External): USB Samsung SP0802N 80GB
  • DVD: Panasonic LF-D512 DVD-Muitl
  • FDD: 2Mode
  • Power Unit: 300W
  • Keyboard: PFU Happy Hacking Keyboard Lite
  • Mouse: Microsoft InteliiMouse Explorer 2.0
OS: Windows XP SP2

TV視聴用ソフトの選定

DIGA BF200からのコンポジット入力を表示するTV視聴用プログラムを考える。 GV-BCTV/PCIという10年前のTVキャプチャーボード経由で表示する。 これが、アナログ時代のアスペクト比4:3なら、キャプチャボード純正のTVステーション、PowerVCR TV Editionなど安定してそれなりの画質で見ることができるソフトがあるのだが、これらは、アスペクト比16:9の表示には対応していない。 そこで、まずLinuxで使っていたVLCを試してみることにした。 しかし、Video4Linux2とDirectShowとの違いからか、なかなかうまく表示できず、同期ずれのようになってしまう。 そこで、別のソフトを試してみることにした。 まず、以前、高画質で定評のあったDScalerを試す。 開発は停止してしまっているようでExperimental 4.1.19となる、DScaler4119.exeをダウンロードしてインストール。 ほぼ設定はなくても動作し、16:9の表示も可能で綺麗なのだが、重い... 高速な変化がある映像は追従が厳しく若干の乱れもあるような気がする。 そこで、国内では、メジャーなアマレコTVをためす。 アマレココ公式ホームページから、「アマレコTV Live アマミキ! Ver2.00a」amarectv200a.zipと「AMV2MT/AMV3 ビデオコーデック Ver3.00g」amv300g.lzhをダウンロードし、インストール。 このコーデックをインストールしないとアマレコTVも利用できない(登録、使用しないでもいい)。 しかし、こちらはまともに表示さえ出来ず、なんとか映像がちらっとみえるだけ... 最後に試したのは、ふぬああ。 これも、長らく更新されていない、Ver.2.5.6.3、hunuaaCap2563.lzh。 一時はキャプチャーソフトとして、かなり愛用していたのだが、マシンを入れ替えた後、なぜか動かなくなってしまい、しばらく使っていなかった。 今回は、なんの苦労もなく動作。以前と、ハードウェア構成もほとんど違わないのに... が、基本的にキャプチャーソフトであるため、ふぬああのみではデインターレースができずコームノイズがのってしまうので視聴には不向きである。 そこで、ffdshowをインストールして、ffdshowのデインタレースフィルターに頼ることにする。 ダウンロード - ffdshow (エフエフディーショウ) - SourceForge.JPからffdshow_rev3800_20110328.exeをダウンロードしてインストール。 まずは、ツールバーの[デバイス]ボタンをクリックして、[デバイスの設定]を行う。
  • [デバイス]タブの[ビデオデバイス]、[オーディオデバイス]で、現在使用しているデバイスを選択。
  • [ビデオプレビューピン(カスタム)]で解像度を「720x480」に設定。
  • [ビデオキャプチャフィルタ]の[ビデオデコーダー]で、「NTSC_M」を設定。[画像の設定]はとりあえず、[既定値]で。
  • [第一クロスバー]では[Input]で、「1: Video Composite In」を設定。
  • [グラフ]タブの[ビデオ]を「プレビュー」、[オーディオ]を「無し」、[クローズドキャプション]も「無し」。
  • [ビデオタイムスタンプ付プレビュー]、[オーディオタイムスタンプ付プレビュー]をチェック。
  • [画面サイズ]-[プレビュービン]を「720x480」にする。
  • そして、プロファイルを「BF200」という名前で保存。
次は、ツールバーの[ビデオフィルタ]ボタンで、ffdshowのデインタレースフィルタを設定する。
  • ドロップダウンリストから「ffdshow raw video filter」を選んで、[フィルタ]-[追加]する。
  • リストボックスから「ffdshow raw video filter」を選んで、[フィルタ]-[プロパティ ページ]で[インターレース解除]の設定を[カーネルインターレース解除]を設定する。
  • そして、プロファイルを「BF200」という名前で保存。
ふたたび、ツールバーの[デバイス]ボタンをクリックして、[デバイスの設定]。
  • [グラフ]タブの [ビデオフィルタ]を「BF200」に設定して、「BF200」プロファイルを[置換]する。
最後に、画面上で右クリックして、[縦横比]を「16:9」にする。 これで、若干コームが出るものの、ほぼ満足行く画質になった。 なお、ふぬああの設定については、下記のページに非常にわかりやすく書いてある。このページでは、「アマレコを使え」と書いてあるが... VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki - ふぬああの使い方 そこで、VLCの設定をもう少し追究。なんとか視聴に耐える画質にすることには成功した。 設定は、以下のとおり。
  • [ツール]-[設定]で[設定の表示]を「すべて」にして、
  • [ビデオ]-[ウィンドウプロパティ]の[ビデオの幅]を「720」、[ビデオの高さ]を[480]
  • [ビデオ]-[ウィンドウプロパティ]の[デインターレス]を「オン」、[デインタレースモード]を「破棄」(「X」でも乱れはないが、若干ジャギーがでる)
  • [入力/コーデック]-[アクセスモジュール]-[DirectShow]-[キャッシュ値]を「20」
  • [入力/コーデック]-[アクセスモジュール]-[DirectShow]-[ビデオサイズ]を「720x480」
  • [入力/コーデック]-[アクセスモジュール]-[DirectShow]-[ピクチャーのアスペクト比]を「16:9」
  • [入力/コーデック]-[アクセスモジュール]-[DirectShow]-[ビデオ入力ソース]を「2」
(あとから試したところ、720x480では不安定になることがあり、640x480の方が良さそうだ) しかし、まだ色が正常に出ていないので、なんとかしたいものだ。 タスクマネージャで見たCPU使用率は、DScalerでは100%近く、ふぬああでは30%程度、VLCでは20%以下。 使い勝手、画質、CPU占有率などから考えると、現状ではふぬああを使うのが一番良さそうだ。 理想は、今ヤフオクで狙っているGV-VCP3Rが落札でき、towerに接続して使えることなのだが。

loplassの再セットアップ

新しいサーバーtowerへの移行が完了したので、旧サーバーをサブのWindowsマシンとしてセットアップする。

ただし、怪しさいっぱいのSATAインターフェースに接続するドライブは、システムドライブとして使用せずに、あくまでデータドライブとして使用する。

こまめに、バックアップをすることにしているし、所詮入っているデータも、大量なだけでさして重要なデータではないのでこれでいいだろう。

もし、今度トラブルが発生したら見切りをつければよい。

ということで、BIOSでIDEの優先度をSATAよりもあげてWindowsのインストールを開始するが、いきなりちょっとした問題が。

USB接続のキーボードは、BIOS画面では入力が効くものの、その直後のCDブートを促す画面では認識されていない。

そのため、HDDから立ち上がろうとして、bootデバイスの要求が表示されてしまう。

PS2キーボードを接続して、無事先に進むことができたが、そういえば以前にもこのようなことがあった気がする。

それ以外には、大きな問題も発生せずに、Windowsのインストールは完了。

このマシンは出来る限り軽量化し自己責任のセキュリティ管理を行うので、うるさいWindowsセキュリティセンターを無効にするために、[管理ツール]-[サービス]から「Security Center」を停止する。

さらに、iTunesのPodCastデータ保存用の外部ディスクとして、Samsung SP0802N 80GBをUSBで接続。

このマシンの崩壊の原因と見られる、SATAディスクやはりMaxtor 7V300F0 300GBはEドライブとしてフォーマットし、さして重要ではない、データ保存用のディスクとして使ってみることにする。

たとえ問題が発生しても、こまめ(内容に変更があるたびくらい)にバックアップを取ることにしているので、データが完全に失われることはないだろう。

HDS721050CLA362終了?

rodemのマザーボードを入れ替えた時に、新たに入れたハードディスクHGST製のHDS721050CLA362、500GB。 先日、rodemがブートしなくなったときに取り外し、どうでもいいひかりTVの録画用に使ったり、新towerにUSB接続してみたりしたが、やはりエラーが発生する。 このディスク、前回rodemでCドライブに使用していてBIOSの時点で問題を起こしたディスクなので、当たり前といえば当たり前なのだが、どうもしばらく電源を切っておくとまともに動作するようだ。 MaxBlastでテストしてみたが、エラーは見つからない。 どうも、大量のデータを書き込みを行ったときにエラーが発生するようなので、熱によるエラーを疑い、一度論理フォーマットをした後に、データを小分けにして書き込んでみたが、やはりだめ。 一部の領域がどうしようもなく壊れているようだ。 一度Drive Fitness Testによる物理フォーマットをかけてみたいのだけれど、SATA接続可能なテストマシンがないので、しばらく保管しておいて、loplassにHDDリムバブルケースを入れるついでにやってみよう。
新しいtowerはスリムデスクトップタイプなので、ハードディスクが1機しか入らない。 そこで、towerにUSB経由で外部HDDを接続することにした。 とりあえず、ひかりTV録画用に使っていたHGST製のHDS721050CLA362、500GBをつないでみたが、データのコピー中にエラーが発生したのであきらめ、Mactor 7V300F0 300GBを使うことにした。 とりあえず念のためディスク容量100%まで書き込んでも、エラーは発生せず。 USB接続なので、(実際に行うかはともかく)取り外せるようにautofsでマウントすることにした。 まず、gnome-mountを無効にする。 [システム]-[設定]-[リムーバブル・デバイスとメディア]で、「ドライブがホット・プラグされたらマウントする」のチェックをはずせばOK。 そして、autofsの設定は/etc/auto.miscに以下のように。
prj	-fstype=ext3	:/dev/sda1
また、これにともない、Sambaの設定も、 smb.confでは
  • misc/prj prj
  • misc/prj/video video
で公開。 これで、/misc/の下にprjというディレクトリとしてマウントされる。 さらに、Windowsからのネットワークドライブとしての見え方には変わりはない。 ただ、Windowsがこのドライブをネットワークドライブとしてマウントしたりしている場合、Linux側でアンマウントすることが出来ないので、事前にWindowsマシンを落しておく必要がある。 まあ、ハードディスクを2台入れることが出来るマシンなら、わざわざこんなこともしないのだが...

またまたCent OSインストール

基本的には、新サーバOSインストール新サーバ再構成手順 その1を元に、変更点のみ記載。

ディスクパーティション設定

ディスクは、80Gになったので、割り当ては変更。 最初から、LVMのスナップショット用領域として、約7Gを空けてインストールすることにする。 /boot 100M LVM領域から SWAP 2G / 70G

パッケージ選択

「デスクトップ環境」-「GNOME」 「アプリケーション」-「Emacs」 「アプリケーション」-「Office/生産性」をはずす。 「アプリケーション」-「グラフィカルインターネット」-「firefox」 「アプリケーション」-「グラフィカルインターネット」-「thunderbird」 「開発」-「開発ツール」 「開発」-「開発ライブラリ」 「サーバー」なし 「ベースシステム」-「X WIndow System」 「ベースシステム」-「ベース」 「仮想化」なし 「クラスタリング」なし 「クラスタストレージ」なし 「言語」-「日本語のサポート」 そのほか、適当に必要なさそうなソフトウェアは削除。 データの移行は、ルーターで外部との接続を切り、rsyncでネットワーク経由で旧サーバーからコピー。 # rsync -an --delete tower.rally.or.jp:home/ home なお、インストール後、起動時に 「/dev/hdd: open failed: メディアが見つかりません」 という、エラーが起きる。 udevがhddを見つけているようだ。 これは、LVMを使った結果、DVDドライブである/dev/hddをLVMマネージャが認識してしまっているため。 解消するには、vgscanを実行する。 次回は、いちいちここに書かずに、ちゃんと別途手順書を作ろう...

Spec: tower(2011/04/03)

  • CPU: Pentium 4 2.80G
  • Chipset: 845GV
  • VGA: 845GV on board
  • Sound: ADI AD1981B
  • Network: Realtek RTL8139/810x Family Fast Ethernet NIC on board
  • Memory: 1GB
  • HDD(Internal): IC35L080AVVA07-0 80G ATA100 7200rpm
  • HDD(External): I-O DATA HDCS-U 1TB
  • DVD-Multi: DVD-Multi Panasonic LF-D521JD
  • FDD: 3Mode
  • Keyboard: 86key PS2
  • Mouse: PS2
  • Case: Slim NEC
メーカー型式: PC-98NX 98MATE MY28V/R-F(PC-MY28VRZEF) スリムタワー型(バリュータイプ) Mate 購入: 98Mate MY28V/R-F - Computer
つい先日作ったtowerが崩壊を始めたので、サーバーマシンを安定稼動しているloplassに入れ替えることにした(そもそも、安定性に疑問があるマシンをサーバーにしたのが間違いなのだが...)。 再び、towerとloplassのメモリ(1Gと500M)、DVD-Multiドライブ、フロッピードライブ(現towerのものは調子がよくない)を入れ替える。 loplassについているビデオチューナーボードはとりあえず他で使う予定が無いので、そのまま入れたままにした。 さらに常用しないであろう新towerには、倉庫にしまってあった小型のPS2キーボードと、PS2マウスを倉庫から引っ張り出して接続する。

またまたtower崩壊?

動作中にディスクに書き込みが出来なくなり、再起動せず。 起動時に、ルートファイルシステムにfsckがはじまり、リードオンリーでしかマウントされなず、auditdの起動には失敗してとまる。また、fsck自体にも異常に時間がかかる。 ディスクのトラブルである可能性がかなり高い。 それが、M/B側のインターフェースかディスク自体であるかはわからないが、どちらにしろ、このまま使用することはできない(まあ、おそらくM/B側だろうが...)。 インストールディスクを使いレスキューモードで立ち上げると、ルートファイルシステムは/mnt/sysimageにリードライトでマウントされるので、なんとか、生き残ったデータの吸出しはできそうだ。 とりあえず、/etc/fstabで、/devVolGroup00/LogVol01の6カラム目を1から0にしてfsckを行わないようにしてみたが、やはり起動しない。 そこでUbuntuのCDで立ち上げて、lvmをインストールし領域をアクティブにしてマウント、新規マシンにネットワーク経由でコピーすることにした。 Ubuntuでは、rootが開放されていないので、sudoを使う。 $ sudo apt-get install lvm2 $sudo lvm vgscan Reading all physical volums. This may take a while... Found volume group "VolGroup00" using metadata type lvm2 $ sudo lvm vgchange -a y 2 logical volume(s) in volume group "VolGroup00" now active が、しばらくの電源オフの後に起動した。

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