rodemの内蔵HDDが常に高温になっているのと、rodem自体の起動が非常に遅いのでSSDへの換装を決断。
たしかに、今となってはあまり使うことは無いマシンだが、起動が遅すぎるため必要以上に使用を避けるようになってしまっていた。
どうせインターフェースはsATA 3.0GなのでSSDが高速でも意味は無いのだが、価格差もあまりないので、新しいものを購入。他のPCへの流用もありうるしいいだろう。
以前、製品モニターをさせていただいたこともあるSamsungの850EVO 120GBモデルを選択。これは840EVOの3年保証に対して、5年保証なので、高い分は延長保証代と考えてもいい。
珍しく、純正ツールなどをつかって環境移行を試みる。Samsung Data Migration Ve2.7。以前のモニターの時に使ったツール。
外付けUSB接続HDDケースを使ってSSDを接続して、領域を丸ごとコピー。
残念ながら、領域をコピーするだけで、アライメント修正はやってくれない。
ユーティリティのSamsung Magicianをインストール。
これは、CD付属のものがVer.4.5、Ver.4.6がWebで公開されているので、そちらをインストールして使う。
そして、SSDを組み込む。
使っていたのが、かなり旧式(そもそもATA100)のHDDだったこともあり、かなり高速に...
あと10年は戦えるかも。
Samsung Magician
まず、マニュアルを読むと、制限事項に以下の2つの記載があったので、確認。
- Windows XP環境でパフォーマンス最適化を行う場合は、WindowsがATAパスルーに対応している必要があります。
- ご利用のSSDが120GBまたは128GBの場合は、Microsoft発行のホットフィクスを利用する必要があります。http://support.microsoft.com/kb/934205を参照してください。
- Windows XP環境でパフォーマンス最適化を行う場合は、WindowsがATAパスルーに対応している必要があります。
- ご利用のSSDが120GBまたは128GBの場合は、Microsoft発行のホットフィクスを利用する必要があります。http://support.microsoft.com/kb/934205を参照してください。
どうやら、KB934205はATAパススルーに関する修正を行うためのもののようで、このホットフィックスを適用すればすべて解決、と思ってホットフィックスを入手したものの、実行すると、サービスパックで対応済みとのこと。
手間かけたのに...
CDからインストールしたSamsung Magicianは4.5と古いので最新版4.6をダウンロードしてインストール。
AHCIモードにしたいところだが、マザーボードP5KPL-AM EPUに載っているICH7はAHCIをサポートしていない。残念だが、まあそれほど差は大きくないはずなのでよしとする。
オーバープロビジョニングもVista以降でないと設定できない。
結局、行ったのは、インデックスサービスの無効化と、プリフェッチ/スーパーフェッチの無効化。
メインメモリの一部をキャッシュにして高速をアクセスするというRapid Modeは、XPはサポートしていないようなので使えない。
アライメント調整
メーカー製のユーティリティなため、安心していたが、msinfo32でアライメントを見てみたところ、パーティション開始オフセットが32,256バイト。4096で割り切れない。ということは、アライメントがずれてる...
ということで、GpartedのLive CDでパーティションアライメントを修正。
直前の状態のハードディスクが残っているので気楽だ。
Gparted プロジェクト日本語トップページ - OSDN <http://osdn.jp/projects/gparted/>
[リサイズ/移動]で「前の空き領域」に1を入力して、「Apply」するだけ。
Windowsを立ち上げると、最初chkdskが行われたのち、再起動されて、立ち上がる。
パーティション開始オフセットを確認すると、2,097,152で問題なくなった。
次回もSamsungを買うかはわからないが、移動はSamsung Data Migrationでやらない方が良さそうだ。
自動デフラグの無効化
・アイドル時の自動デフラグを停止
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayout
DWORD値[EnableAutoLayout](なければ新規に作成)の値を「0」に設定
・システム起動時の自動デフラグを停止
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
[Enalbe]を「N」に設定
適宜Trimを行うこと
現状、ディスクには62GBの空きとかなりの余裕があるので、当面は問題が無いとは思うが、大容量ファイルを書き込んだときなどは、適宜Samsung Magicianを使用してTrimを行う。