2010年5月アーカイブ

O&O Defrag 10の使用感

このソフトは、5つのデフラグ方法を使用できる。
STEALTH
メモリおよびディスク容量をもっとも使用しない。
基本的な方法。
SPACE
連続した空き領域をもっとも広く取れるように、データの詰め込みを行う。
COMPLETE/Access
最新アクセス日時を元に配置を行う。もっともアクセスの古い(あまり使われない)データがパーティションの最初に配置される。
COMPLETE/Modified
変更日時を元に配置を行う。もっとも変更日時の古い(あまり変更されない)データがパーティションの最初に配置される。
COMPLETE/Name
ファイル名のアルファベット順に整列配置させる。
これによりWindowsやアプリケーションの起動時など一つのディレクトリ内のファイルを大量に読み込むときなどに高速化が期待できる。
データを変更しないシステムドライブ向け。
もし、システムおよびアプリケーションドライブと、データドライブの切り分けが完全にできるのであれば、システムドライブはCOMPLETE/Nameで、データドライブはCOMPLETE/AccessかCOMPLETE/Modifiedでという方法が一番よいのだろう。 が、現実には大容量Cドライブにシステム、アプリケーション、データのすべてを入れているので、COMPLETE/Modifiedを選ぶことにする。COMPLETE/Accessも一考に値するが、アクセス時間は頻繁に更新されるので、デフラグ時に大量の再配置が発生するのは避けたかったからだ。 余談だが、今まではドライブ名を意識するのを嫌い、複数ドライブを使うのを極力避けていたが、「デフラグのみ考えれば」大容量ディスクを複数ドライブに分割して使うという方法もありかもしれない。実際には、システムおよびアプリケーションの必要容量の予想がしにくいのでやることはないだろうが... マニュアルによれば、最初のデフラグはSTEALTHで行い、その後COMPLETEで行うのがよいとあるのでそのとおりにする。 ただ、COMPLETE/Modified自体は非常に時間がかかる。8割強使用の500GBのディスクで1日程度。 しかも、COMPLETE/Modifiedを再実行すると、同じ日付のファイルを入れ替えてしまう事が頻繁に起こるようで、常のこのモードを使用するのはあまり好ましくなさそうだ。 一度、COMPLETE/Modifiedを使用した後は、しばらくスクリーンセーバーモードでSTEALTHを使用するのが良さそうだ。 このスクリーンセーバーモードでも、デフラグを行う断片化のパーセンテージを指定できるので、不要に頻繁なデフラグを行ってしまうことはなさそうだ。 さらに、FirefoxやThunderbirdなど、頻繁にファイルが更新されるディレクトリは、除外指定をしておいた方が良いだろう。 1年に1度や、大量に古いファイルを削除したときなどにCOMPLETE/Modifiedを実行するだけで十分だろう。
Microsoft Security Essential(以下MSE)をしばらく使っていたが、どうやらMSEの動作は非常に重いようで、スタートメニューを開くのにさえタイムラグがあり、使っていて非常にストレスが大きい。 そこで、軽さと検出率では定評のあるAvira AntiVirを試してみることにする。 無料アンチウイルス ソフトウェア - Avira AntiVir Avira AntiVir Personal - FREE Antivirusからavira_antivir_personal_jp.exeをダウンロードしてインストール。 実際のダウンロード先は、Vectorに飛ばされる。 Pentium II 500Mhzのテスト用マシンにインストールして動作をチェックしてみたところ、ほとんど負荷を感じることがなく、非常に好感触。rodemにインストールして使うことにした。 思っていたどおり動作のストレスが無くなり満足。 ただ、このソフトの唯一の欠点は、無料版だとパターンファイルのダウンロード時に広告ウィンドウが開くこと。 同じ無料版でもAVG、Avastではそのようなことはないのだが、そこまで望むのはぜいたくというものだろう。 設定で、パターンファイルのダウンロードをログイン時に行うようにしておけば、使用中にウィンドウが開いて鬱陶しい思いをすることは無いだろう。

インストール: O&O Defrag 10

まだ、新しいハードディスクを使いはじめてから、それほどたってはいないが、頻繁にコピーを繰り返し、容量も最大近くまで使用している。 巨大なファイルが多いゆえ、それほどファイルのフラグメントも発生してはいないだろうが、事前に準備しておくに越したことはない。 純正のデフラグツールで調べてみると、「このボリュームを最適化する必要はありません。」と出る。 たまたま、O&O Defrag 10 Professional Editionの無料アカウントが配布されている O&O Defragはマイナーだが、ソースネクストにOEMで驚速デフラグ2という名で販売されており、それなりの評価もあるソフト。 以前、Auslogics Disk Defragを試してみて、不満と言うほどのものはないのだが、Auslogics Disk Defragは、単にフラグメントを解消するだけのもので、ブートタイムデフラグや、ファイル位置の最適化には対応していない。 今回は、O&O Defragを試してみることにする。 http://www.oo-software.com/ O&O Software - Creating Solutions!で、ユーザ登録、OODefrag10ProfessionalEnu.exeをダウンロードし、シリアルが送られてきたら、インストール。 O&O Defragのモニタが、タスクトレイに常駐するようになる。 最初、このモニタがかなり負荷が高いような気がしたが、どうやら負荷が高いのは別のソフトウェアが原因だったようだ。 モニタはWindowsのサービスとして実行されており、このサービスを手動起動にして、以下のようなバッチファイルでO&O Defragを立ち上げることにより、必要な時だけO6O Defragを使うことができる(2chより)。
@ECHO OFF
NET start "O&O Defrag"
ECHO. Please wait.
PING localhost -n 10 > nul
ECHO. "O&O Defrag" is starting.
"C:\Program Files\OO Software\Defrag Professional\oodcnt.exe"
ECHO. .
ECHO. ..
ECHO. ...
ECHO. "O&O Defrag" ended.
ECHO. Please wait.
NET stop "O&O Defrag"
ただし、サービスとして実行しておくこけば、スクリーンセーバ状態の時に自動的にデフラグを実行するというような使い方ができる。 どちらがよいのかといえば、実際の断片化の進行具合いによるのだろう。 激しく断片化が進むのであれば、自動的にデフラグをしたほうがよい。 そうでなければ、必要なときのみ起動したほうが、HDDの寿命などには有利だろう。 このソフトでの一番の問題は、1TBのUSB外付けディスクが使用できなかったこと。 容量は対応している事になっているが、分析で停止してしまうだけでなく、ドライブ情報を取得すると以下のようなおかしな値が表示される。 が、とりあえず、1TBのディスクは常にアクセスするものではなく、主に巨大な映像ファイルかバックアップを収納しているので、O&O DefragでなくWindows純正のデフラグを使うだけでも十分だろう。 実際の使用感については、O&O Defrag 10の使用感に。

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