NTT Docomoがデータ通信定額契約のユーザー向けにWi-Fiルーターの無料レンタルを行っている。しかも、そのWi-Fiルーターを2年間レンタルすると、「そのWi-Fiルーターをプレゼント」となっている。
Wi-Fiルーターと言っても要は無線LANルーターのこと。決して3GやLTE回線に接続してその接続をWi-Fi経由で共有するための機器ではない。要するにほおっておけばDocomoの回線を圧迫するデータを、家庭などの固定回線に逃がしてしまおうということだ。
そのためなら無線ルーターなど、安いものなのだろう。
現在、家の無線環境は、NTTの光電話ルーターRV-230NEに無線LANカードSC-32NEを刺して使っているのだが、このカードIEEE802.11a/b/g対応で11nが使えない。
現在家で使用している機器はすべて11nに対応しているのだが、おそらくこのRV-230NEが11nに対応することはないと思われる。もはや、11acが普及を始めつつあるというのに...
さらに、この無線LANカードSC-32NEはレンタル料が月に300円かかってしまう。フレッツのWebページでは月たった300円となっているけれど、2年使えば7,200円。普及帯の無線LANルータが買えてしまう...
メリットは、アクセスポイントの電源が不要なことくらいだ。
ということで、Docomo Home Wi-Fiルーター Aterm WR8166Nを借りて、無線LANカードは返却することにした。
NECの製品ページには、仕様から詳細なマニュアルまで掲載されている。
見ると、最低限のルーターとしての機能もちゃんと備わっている。
が、今回欲しいのはアクセスポイントとしての機能だけなので、「ブリッジ」モードに設定して使用することにする。
設定したのは、WPA2-PSKの暗号キーとMACアドレスによる接続制限のみ。