Samsung SSD 840 EVO mSATA モニター当選企画 その10
今回組み立てるNUCはWindows 8.1を入れてリビングPCにするつもりだったが、小型、静音、低消費電力というのは、サーバとしても魅力的だ。
そこで、Linuxのインストールもしてみた。
Linuxの場合、SSDのTrimコマンドに対応するのは、カーネルバージョン2.6.33以降から。ただしCentOSの場合、バックポートでCentOS 6以降であればTrimコマンドに対応している。
インストールしたのはCentOS 6.5 x86版。
公式サイトから、64bit版、32bit版のISOファイルをダウンロード、DVDに焼いてインストールを試みたところ、インストール中、パーティションを指定後に「リポジトリーからグループ情報を読み取ることはできません。」というエラーになってしまい、それ以上インストールを進めることができない。
そこで、CentOS-6.5-x86_64-netinstall.isoをダウンロードして、ネットワークインストールすることにした。
指定するURLは、http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.5/os/x86_64/images/install.img。
ネットワークインストールでは最後までインストールを完了することができた。
次にTrimコマンドを有効にする設定を行う。
スーパーユーザーになり、ファイルシステムを設定する/etc/fstabのSSDに相当する行に"discard"設定を追加する。
$ su -
# vi /etc/fstab
/etc/fstabに"discard"を追加する。
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Mon Nov 28 21:43:22 2011
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
/dev/mapper/Vg01-Vol01 / ext4 defaults,discard 1 1
設定を書き換えた後、再起動すればTrimコマンドが有効になる。
CentOSの設定が終わった後Ubuntu 日本語Remix 13.10を試してみたが、DVDを読み込んだ時点でMachine Check Errorで起動せず。いずれ対応はされるとは思うが、UbuntuはまだNUCではつかえなそうだ。