北陸旅行 二日目

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旅館で朝食を取った後、朝風呂をいただいて金沢に向けて出発。

駅までのバスから雄島が見える。夏に来たら橋を歩いて渡って散歩したいところだが、また来ることがあるのだろうか。来てみたいところではあるのだけれど、行ってみたいところも多すぎる。

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金沢についたら、まずホテルに荷物を預けて出発。

城下町金沢周遊1日フリー乗車券を買って、周遊バスに乗ってあめの俵屋へ。

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180年続く飴屋で、店構えもその時を感じさせる。
ここの飴は砂糖を使わず、米と大麦だけから作っているらしい。「じろあめ」という、とても甘いみず飴をおみやげに買う。

そこから格子戸の建物がならぶひがし茶屋街へ。
昼間なのに、建物の中から三味線や太鼓の音が聞こえてくる。「金沢芸妓のほんものの芸にふれる旅」という企画が行われているらしい。
もう少し事前に調べていれば、参加できたのに残念だ。

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そこからバスで兼六園へ。
今回は雪の兼六園を見たいと思っていたのだが、残念ながら雪はまったく無い。それでも、念願の雪吊りは見ることができたし、霞ヶ池に写る木々も美しい。

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兼六園を出て、治部煮うどんと食べ、加賀友禅伝統産業会館へ。

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奥様は僕がこういうものを見るのが好きなのを知って意外だったらしい。もう20年近く一緒にいる、いや知り合って30年なのに...

そう、美しいものを見るのは好きなのだ。
が、持つには品も財産も似合わない。
こういうところで見ている方が僕もいいし、ちらかった家に置かれているよりは、友禅も幸せだろう。

石川県観光物産館の中をちょっと眺めて、バスで今度は夜の茶屋街へ。

まずは、浅野川沿いの主計町を歩く。

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日が暮れてからの街並みの方が美しい。
現代風のきらびやかなライトアップではなく、ほんのりとした明りこそが日本の美だろう。
そして、義血侠血、照葉狂言。この浅野川を舞台とする泉鏡花の作品もまた美しい。僕にもっと明治日本文学を楽しめる素養があればいいのにと思うくらいに。

ひがし茶屋に行けば、芸妓さんに会えるかと期待したが、まあそううまくはいかない。

近江町市場まで歩き、ついでに回転寿司屋「もりもり寿し」に入る。
名前がちょっと不安だったが、良い意味で期待はずれ。

関東ではなかなかお目にかかることがない、のどぐろとがす海老を頼んでみるが、これがやはりうまい。金沢の回転寿司はレベルが高く、それ以外も美味。さすが、冬の日本海である。


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